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トリノ五輪① [スポーツ]

毎回と言うわけではないのだが、今年のオリンピックは私の中で異常な盛り上がりをみせている。
なぜだろう?
トリノだから?
それもあるかもしれない。
でも、一番は原田選手の出場が決まったからかもしれない。
それ程好きな選手だとは自分でも知らなかった(笑)

その原田選手の失格は、衝撃だった。
『原田失速』と報道された頃からのファン。
例外に漏れず、あの優しそうな笑顔が大好きである。
そして、もうひとつ彼とは共通項がある。
あるものが『同じ』なのである。
私の場合、『同じ』と言うものに弱く、「同じ誕生日」「同じ年」「同じ出身地」・・・そんな共通点があると、ちょっと気になって応援したくなる。
その代わり、その人が自分に受け入れられないと思うと、異常な拒否反応を覚える。
『同じ』は極端な好き嫌いへ繋がってしまうらしい。

原田選手はとても応援したくなる存在だった。
初めて知った時が彼の逆境だったからかもしれない。

そんな原田選手が、またオリンピックと言う大舞台に出る。
当然ながら(?)過去の新聞のあの4文字が大きく頭を過ぎった。
そして、長野五輪の勇姿が映像となって甦った。
きっとなにかやってくれる!
その期待は思わぬ形で裏切られることは無かったが、その時感じた期待は大ジャンプだった。

眠い目を擦りながら、TV画面をみつめ時間と格闘していた。
絶対、LIVEで見る!と意気込んでいた。
原田の滑走は2番目。
予選とあってそれ程気合を入れなかったのか、期待とは裏腹に無難な、でも不安な飛距離だった。
原田選手が跳んだあとは、順位を数えながら「いける!大丈夫!」と、誰かが試技を終える度に拳を握り締めていた。

突然、アナウンサーの「原田は失格のようです」の声が静まり返った部屋に響いた。
もちろん、わが耳を疑った。
意識が半分朦朧としていたし、空耳かと思った。
あり得ない。
ドーピングだったらもっと後になってからわかることだし、フライングとかあるわけ?
「突然リストから原田の名前が消えました」「失格です」を繰り返すアナウンサーの声に、空耳ではないことがわかり、そんなことを考えながら異常なまでに動揺していた。
受験の結果発表だってこんなに動揺したことはなかったのに・・・。
漸く、説明された理由はスキーの長さの規定違反だと言う。
ルールをあまり知らない私は、板が寒さで急に伸びたりするんかい?!とTVに向かって悪態をついた。
憤慨したまま床に就いたので、安眠はできず、翌日事の真相を知った。

長野五輪で大ジャンプをみせた原田に不利なルールができたとは聞いていたけど、夏季、冬季を問わず、五輪で日本人選手が活躍するたびに、ルールは日本人にとって不利なものになっていくような気がする。
そんな逆境に負けず、頑張ってきた日本人選手たちに大きな拍手を贈りたい。

失格と言うショックは大きかったが、やはり何かやってくれる人だと、益々ファンになった。
4年後はもう40歳を過ぎてしまうわけだけど、もう一度その勇姿が見たい。
体力が許すなら、是非、出場を決めて、活躍して欲しいと思う。

がんばれ!原田!!

 


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