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赤壁 [映画]

本日公開の『レッド・クリフ』早速観に行ってまいりました。
三国志なんてまったく興味のない友人を誘い、初日でFirstDay(地元の映画館は毎月1日が割り引きDayになってます)なので、絶対に混む!と思ってだいぶ早めにチケットを買いに行ったんだけど、あれ?って感じ。
確かに、後方の真ん中は売れちゃってましたが、余裕で空いてるし・・・。

なんか、出鼻を挫かれたって感じです。


以下、ネタばれありかもしれないので、構わない!方だけどうぞ


 
 
 
ちょっとした知人からこの映画の情報をいただいて、先日観に行った『SATC』の時の予告を見て「見る」と決めたのですが、思ったよりおもしろかった!

三国志に初めて興味を持ったのは子供のころ。
金曜だか水曜だかのロードショー番組で特番でやったアニメを見てから。
そちらは蜀の劉備が良い人。
魏の曹操が悪い人。
と言う設定の勧善懲悪に描かれてて、子供の私は製作側の意図にどっぷりはまって諸葛亮孔明のファンに(え?)。
曹操、大っ嫌い!になったわけです。
更に嫌い!と言い張ったのが呉の孫権。
理由はメタボ(当時はそんな言葉は知らなかった(なかった?)けど)と風見鶏的性格。
当時の印象なので、事実と異なってても苦情は受け付けませんので、悪しからずご了承ください。

そしてそのウン年後、小説を読んでみて、何年も思い込んでいたイメージがガラガラと音を立てて崩れていくわけです。

劉備って徳の深いとっても素敵な人・・・のはずなのに、受ける印象はちょっと物足りなく、なんか、へたれっぽい?
とか
曹操ってイヤ~~~なエロジジィの卑怯者のはずなのに、詩を愛し文学的で絵も上手だったりお母さん大事にしてたり・・・あれ?
とか・・・

どんどん、どんどん、どんどん・・・・崩れていくわけです。

変わらないのは孔明先生と孫権だけ。

で、今回の映画で、また、思わぬイメージの崩壊が・・・
子龍!

私の中で大昔からのイメージの趙雲子龍は腕白坊主って感じ。
忠義の人だけど、なんか、エラクかっこよくねぇ?!
もう一度読み直さなくては!と思わず子龍に大騒ぎしてしまいました(^^ゞ

ところで主役の周兪。
まったくイメージじゃな~~~い(>_<)
トニー・レオンさんファンの方ごめんなさい。

けど、周兪じゃない!
周兪と孫権だけがイメージとほど遠くて、孫権はそんなに問題じゃないんだけど、逆にかっこよすぎるってだけだからどうでもいいんだけど、周兪は・・・
小喬とのラブシーンもきれいでもエロくもないし・・・。
監督の意図するところが芸術性だとすると、あまりそうなってなかったように思える。
だって、はっきり言って、このシーンなんで必要なの?って思うくらい、いらないし意味不明。

まぁ、確かに、ばったばったと人切りシーンばかりじゃただのスプラッタ・ムービーになっちゃうから、ある方がいいのかもしれないけど、そこがあることによって不思議と気がそれると言うか・・・
よくわからない場面でした。

なんで傷の手当てをエロっぽく表現する必要がある?
しかも、小喬が誘ってるのに、誘われてるようにも、誘いに乗りそうにも見えないし・・・
一番の問題は、何があろうと赤壁に彼女を残したいほど惚れてるように見えないこと。
と言うか、全部、なに考えてるんだかわからなかった・・・


感動したのは八卦のシーン。
小説読んだだけじゃなんだかちっとも分からなかったけど、大画面で見て、こういうのだったんだ!と思わず感嘆の声をあげそうになりました。
映像美も素晴らしい!
大感動です!

馬は・・・なんか、かわいそう(>_<)と目を瞑りたくなっちゃうんですけど、CGなんですかね?
演技だとしたら最優秀助演賞ものです!


実は、この映画を見に行くに当たり、少し躊躇いがあったのも事実なんですね。
それは大好きな諸葛亮が金城武さんだということ(金城ファンの方ごめんなさい)。
私の金城さんのイメージって「武」の人。
孔明はまったく「武」のない人。
こういう書き方って誤解があるかもしれませんが、少々女性的な雰囲気のある人というのが孔明のイメージ。
別にカマっぽいとか男らしくないとかそういうんじゃないんですが、男くさくはないというか・・・
うまく言えません(悲)

そんなイメージだったので、正反対の金城さんじゃなぁ・・・って思ってとっても躊躇いがあったのですが、なんのなんの!とってもイイじゃないですか!?
あまり好きな役者さんじゃなかったんだけど、すっかりファンになって帰ってきました(^^ゞ
根が単純なんで(苦笑)

ところで、最初から気になっていたタイトル。
『レッド・クリフ Part1』
ぱーと1?
へ?
って思ってたら、赤壁の戦いなのに、決戦前にどころか決戦があるのか?って感じで(いや、あるって曹操が断言はしてたけど)続く・・・って、オイ!
赤壁の戦いと言えば、私は船に火をつけて・・・ってやつだと思っていたのに、弓矢を貰う前に続くかよ!
ちょっと、酷くない?
赤壁ってもしかしてマンマ場所なだけ?
赤壁の戦いのことじゃなかったの?

はっきり言ってこれって序章じゃん!
赤壁に集まりました、おしまい。

みたいな?

しかも、上映時間約3時間も使って・・・
う~~~ん、セコイ!
長編大スペクタクルロマンかもしれないけど、映画代も倍払えって・・・か?
昔なら割増料金(も無いのもあった)でインターミッション入れて5時間上映とかだったのに。


次は4月だそうです。
もちろん、観に行きます!(文句言ってるくせにかなり気に入っている(^^ゞ)

それまで、赤壁の復習をしなくてはいけないでしょうか。
確か、まだ小説は持っていたはず・・・。

隠す必要があったのかわかりませんが、三国志は男のロマンだけにあらず。
少々、スプラッタなシーンが多いですが、流血が平気な方は劇場に脚を運ぶ価値あり!だと思いますよ。
しつこいようですが、あの『八卦』のシーンだけでも見る価値あり!
感動します!   ・・・って私だけだったらどうしよう・・・orz


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